北区新生活運動合同対話集会講演「子どもを取り巻く環境~”子どものため”って何だろう~

主催:東京都北区新生活運動推進協議会共催 東京都北区教育委員会

実施後のコメント

まず自分がディスエンパワメントされていたことに改めて気付くワークを行い、そこを起点として「子どもを取り巻く環境」「社会的マルトリートメント」をテーマにグループで話し合いをしてもらいました。
10代~80代と年齢層が広く、子育て支援、遊び場・居場所づくり、地域づくり、教育、子育て中の親、議員、行政職員など参加者の幅も広かったのですが、それぞれのテーブルで熱心に、にぎやかに話が展開されていました。
途中で武田さんnoteからピックアップしたQRコード付き参考資料を渡したところ、スマホやタブレットで資料を読み合いながらの話し合いに発展していました。
各グループの話からキーワードを書きだしてもらい、後半はそのキーワードを取り上げながら、参加者との対話で進めていきました。
日ごろから子どもが育つ環境について考えている方が多く、場の力で話がどんどん深まっていきました。例えば[ちょっと待ってね]というキーワードから、親のジレンマ、子どもの権利の扱われ方、それらを作り出している社会背景、そして、その社会を作り出している自分・・・
私自身にも「おお!」というような発見と学びがあった集会でした。

主催者の感想

45人参加してアンケート回答数は44です。
こんな高い回答率の講演会は初めてです。
参加者のみなさんが、それぞれ考え、ワークシートからアンケートまで、どんどん書いてましたね。
参加した人に後日会ったときに、みなさん「話を聞けて良かった!」とおっしゃってました。

参加者の声

感想・学んだこと
  • 一見いい子が増えているが、問題が中へ深いところに沈んでしまっていることを実感しました。大人の関わり方にも気をつけたいと思います。
  • マルトリートメントは自分には無関係だと思っていたが、自分自身が加害者になっていると分かり、今後の生活の中での課題が見えてきた。
  • 自分自身を見つめ直す機会をもらえました。
  • 「対話」をすることの大切さ、子どもに対しての対応や関わり方を考えさせられました。
  • 自分の幸せと他人の幸せは違うと言うことを改めて実感し、考えを押し付けることは良くないのだと分かった。2時間でも休憩を挟むとあっという間に感じた。
  • グループディスカッションを通して、一人ではないことを皆で意識した上で講演を聴くと、より共感度が増すように感じました。
私がやってみること
  • 子どものできていることに着目して生活する(小さなことにも反応できるように期待値を下げる)
  • 子どもをよく観察してみようと思いました。
  • 自分自身がやりたいことをやって幸せに生きること→これが子どもの幸せを造る。
  • 「私」も社会の一員なので、自分のまわりから「私たち」の意識をもてるように、自分がまずは意識を変えていきたいなと思います。自分の子どもに対しても、仕事で関わる子どもに対しても、「良い」と言われることが「幸せ」だという固定概念を取り払って思考を止めずに接していきたいです。
  • 息苦しい社会に、社会全体がそのような方向に向かわせているという概念を知ることができた。知ることにより対応を変えられると感じる。
  • 社会すべての人が現況や問題意識を共有していくことが、より良い環境を作っていく。一人で抱えない!!
  • まず自分の幸せ → 気持ちの余裕 → 社会全体の余裕
  • 「社会を変える」とは、それがあたりまえになること→語り合うこと
  • 「いい話が聞けてよかった」では終わらない何かをしていきたいです。
    開催日時
    2024年02月23日(金)
    14:00-16:00
    講師
    古野陽一
    会場/方法
    北とぴあ/対面
    対象
    区内在住・在学・在勤
    参加者数
    45名