令和5年度小金井教育の日講演会 「社会的マルトリートメントの予防」

主催:小金井市教育委員会・小金井市教育研究会・小金井市立小中学校PTA連合会 共催

実施後のコメント

固定式階段状のホールにもかかわらず、最初から私の呼びかけに応じて皆さん全員立ち上がってくださって、さっと席を移動して積極的に知らない人と3-4人組を作って、グループワークに参加して下さったので、私は本気でやる気が出た。

立ったままでワークをしてくださった先生方もいらした。小金井の学校の先生たち、すごいなあと思った。きっと普段からの見えないベースがあるんだろうと思った。こんな先生、保護者、教育委員会が連携したら、これから私の一風変わったファシリテーションや話の内容をあっという間に真似して活用して下さるだろうと思った。意図や方法など全く説明をせずに、とにかくどんどんやったのだけれど、たぶん実際に取り入れて下さる方が何人かは出ると思う。普段の学校の授業やPTA活動、地元のコミュニティの活動に取り入れて下さることを願っている。

これだけ多くの小金井の先生方にお会いできる機会はもうないだろう。この一時間で私に伝えられることは何で、そこから一人一人の先生にアクションを始めてもらうためにはどうしたらいいのか、それを考えながら話をしていた。今、現在の子どもたちにも届けたいから。

あと何回かあれば、学校コミュニティ、小金井の教員コミュニティに動きを作れるかもしれない。でも、私に与えられたのはこの時間だけ。そう思うと、最後の2-3分は、ロッカーのようにかすれた声で叫んでいたように思う。

終了後、何人かの方に、「泣いた」と言われた。いやいや泣くような話をしたのではないのだけれど、子どもたちの立場に立って、大人に忖度することなく、空気を読むことなく、「起きているのはこういうこと」という話をしただけなのだけれど。たぶん、人が言わないようにしていることを、口に出しただけなのだけれど。

主催者の感想

講演会のスタートは、違う学校の先生と3人組を作り、おしゃべりをすることから始まりました。私は普段話すことのない中学校の先生とグループに。投げかけられる問いについて3人で対話していると、自分の育ちを通して感じている大切にしたいことの話になり、年代も校種も違うこれまで話したことのない先生といつの間にか深い話をしていることに気付き、不思議な感じがしました。また、そんな対話の時間に対して、今の子どもたちを取り巻く厳しい現状の話がされた時には、ホール全体にグッと固まるような空気が流れたことを感じました。30万人もいる不登校の子どもたち、1年間に500人を超える子どもたちが自分から命を絶っていること、そしてエデュケーショナル・マルトリートメントのこと…。待っていられない状況がある。途中、何度か感情が揺さぶられ、涙が出てきました。

    開催日時
    2024年02月07日(水)
    15:30-16:20
    講師
    武田信子
    会場/方法
    小金井市宮地楽器ホール/対面
    対象
    小金井市市内教職員 PTA関係者
    参加者数
    500名

    主催:佐賀県私立幼稚園・認定こども園PTA連合会

    県大会講演会~赤ちゃんから思春期まで~温かい親子関係を築くために

    主催:かさまつ子どものまち実行委員会

    特定非営利法人こらんど設立準備研修「すべての子どもが幸せに生きられる地域をめざして」