ロゴの由来
一年経ってやっとジェイスのロゴができました。(※この文章は少し前に書かれたものです)
ジェイスがどういう団体であるかを簡潔に説明するのはとても難しかったのです。
やっとできましたので、ご紹介させていただきます。
ロゴの葉っぱは葛の葉です。
葛の葉は、キツネが化けるときに頭の上に載せる葉っぱです。
ジェイスの英文名の頭文字
(Japan Action for Children’s Environments and Prevention of Maltreatment)をつなげるとJACE―POMジェイス・ポムとなります。このポムという音から、ジェイスの人たちが動くと、ポンと変化が訪れるというイメージを持っています。
ジェイスという法人は、賢い狐というよりは、とぼけた狸の集まりの気がしなくもないのですが、葉っぱはそういう葉っぱになりました。
実は、葛の葉は日本全国の里山にたくさん生えているポピュラーな植物です。非常に生命力が強く、冬になると枯れて一度姿を消しますが、春になるとまたわ~~と出てきます。葛の根から、葛がとれます。葉っぱも根っこも和菓子に使われます。根っこから作られた葛根湯は効能の高い漢方薬です。
葛の葉はまた、安倍晴明伝説では、白狐が化けた美女の名で、その子どもが安倍晴明です。
安倍晴明は天文学に基づく占い師、つまり陰陽師(おんみょうじ)で、将来を読んだり呪いを解いたりする伝説がたくさん残されています。怪しいですね。
「葛の葉」は裏が白くて、裏を見る葉、裏見の葉、とも呼ばれ、社会を多面的、クリティカルに見よう、あたり前と思い込んでいることをひっくり返して、様々な視点でリフレクションして見直してみようという想いが込められています。
葛の葉のツルは、川の水にさらして、糸にして布を織ることができます。
葛の花は秋の七草です。葛の花由来のイソフラボンに含まれる成分は、肝臓内で糖や脂が中性脂肪にならないようにし、さらに中性脂肪の分解を促進、脂肪燃焼を促進して体重やウエスト周りの脂肪を減らします。二日酔いの薬にもなります。一方、葛粉は、行者、山伏や僧侶の食べ物でもあり、胃を強くするそうです。
と、いうことで、葛の葉のロゴの上には、Action for Changeというジェイスのキーワードつまり、「社会を変える、自分を変える、価値観を変える」アクションを起こすという決意が書かれています。
ジェイス・ポムのポムは、日本語の法人名には出てきませんが、メールアドレスのドメインになっています。また、法人名が英語で長くて説明が必要と思われるので、ロゴの周辺に法人名も入れています。名刺をお渡しするたびに、法人名の説明を長々くどくどと繰り返すことで、ジェイスの理念を社会に広められたらいいなと思っています。